1955-11-11 第22回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第14号
そこでそれらについての要望はただいま四国、山口の方の問題について有馬議員からお話がありましたが、大体似たようなものでございますが、ただこれらの所を回りまして、特に問題となるという点につきまして若干御報告したいと思いますが、それは先ほど申しましたように水稲の被害について鹿児島は三二、宮崎二三、大分一八%ということになっておりますが、これは今年の収穫期待量からの減収比率でして、従って平年作に対してどのような
そこでそれらについての要望はただいま四国、山口の方の問題について有馬議員からお話がありましたが、大体似たようなものでございますが、ただこれらの所を回りまして、特に問題となるという点につきまして若干御報告したいと思いますが、それは先ほど申しましたように水稲の被害について鹿児島は三二、宮崎二三、大分一八%ということになっておりますが、これは今年の収穫期待量からの減収比率でして、従って平年作に対してどのような
現実は反当減収比率をとるということにいたしております。大体大正十三年から最近までにおける反収の上昇率という平年作を求めまして、それからかりに本年の収穫予想高が落ちました場合は、その落ちた反当収量だけは農家の所得を維持するために価格を上げてやろうというための修正の係数でございます。
今のお話によると、パリテイ指数によるならば事は簡單でございますけれども、生産事情を考慮して、平年作から減収比率を出して押えて行くことが一つと、それから想定実効米価といいますか、そういう価格指数を出して算定をする。そういう三つも四つもの具体的な計算ができ上りませんとほんとうの価格は出ない、こういう結論になります。
一番問題は、農家のために、減収した場合に所得を保証してやるという減収比率を出すことが、六月の十日過ぎだと思う、これも一応収穫予想高がわかりますればすぐ出るわけであります。だからわれわれといたしましては、大体六月十五日を中心にして価格を決定いたしたい。そのほかの予想はその前にわかるのですが、減収比率だけはちよつと遅れます。その前に新しい麦が出まわつて来るじやないかというお話であります。
、パリテイ指数そのものは大体平年作ということを基準にいたしておりますので、凶作が起りました場合は農家の諾收入がそれだけ落ちるわけでありますので、所得の均衡上も又パリテイそのものの考え方においても、凶作の場合における何らかの修正をいたしますことが農民の経済にとつても必要でありますので、従来はこういう考え方はありませんでしたが、この際米価審議会等の御意見等もとり入れまして、麦の凶作の場合における反当減収比率
この生産事情はいわゆる収穫予想高に基きます減收比率をとつて参るということになつておりますので、減収比率がはつきりいたしますのが、作報等の集計上六月の上旬まで待たなければならぬのであります。従いまして、それから米価審議会等にお諮り申し上げまして価格を正式に政府が決定いたしますのは、おそらく六月の十五日前後というように御了承願いたいと思います。